子どもの頃 お盆になると 鯛車をだしてと 父にせがんだ
家のまわりを ゴロゴロひいて 鯛車と一緒に あそんだ
お墓参りの日には 浴衣姿で 下駄を履き
日が暮れて 夜を待つと 鯛車に灯りがともる
砂利道を ゆっくりと 鯛車をひいて 歩いた
お墓の前まで ゴロゴロひいて 鯛車と一緒に お墓参り
そして静かに手を合わせた 暗闇の中に赤い光が
ほのかに広がって 鯛車の灯りがゆれる
いつまでも 変わることなく 受け継がれてきた 夏の風景
孫が引いてる 私の前で 鯛車を引いてる じっと見守る
先祖への思い 深く 平和への願い つなぎ続け
いつの時代も 変わることなく 鯛車よ 灯りをともせ
先祖への思い 深く 平和への願い つなぎ続け
いつの時代も 変わることなく 鯛車よ 灯りをともせ
鯛車よ 灯りをともせ
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